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お知らせ

商材開発

メディカルビッグデータを用いた新規サービス「Medicine Tiger」先行リリース開始のお知らせ

 当社は、独自に保有しているレセプトデータ(※)を中心としたメディカルビッグデータ「REZULT」を用いて、公立大学法人横浜市立大学 五十嵐 中 准教授協力のもと傷病×医薬品の統計ダッシュボードサービス「Medicine Tiger」を開発し、先行リリースを開始しましたことをお知らせいたします。

■ 背景について
 当社はメディカルビッグデータ「REZULT」を活用しながら、様々な大学様および企業様と共同で研究を実施しております。研究を実施していくなかで、「この傷病にはどのような医薬品が処方されているか、また、この医薬品がどの傷病に処方されているか」といったデータ活用の要望を多数いただいておりました。このような要望に対して、当社が保有しているメディカルビッグデータより集計した統計情報を可視化し、ダッシュボードとして提供するサービス「Medicine Tiger」を開発いたしました。
 本サービスはBI(ビジネスインテリジェンス)ツールである「Tableau」を用いてデータの可視化を実施しております。また、本サービスは特許申請中となります。

■ サービス概要について
サービス名称:「Medicine Tiger」

 指定された傷病名(または医薬品名)に対して、処方される医薬品(または処方される傷病)をレセプト件数から処方率(または有病率)を計算し、上位10種を表示します。この情報は年度、性別、年代、処方種別、エリアによる条件指定が可能となり、年齢や地域による処方の違いを一覧で確認することが可能です。また、病院と薬局で処方される医薬品の違いに注目してデータを分析することも可能となります。御見積等のご相談は下記お問い合わせよりご連絡ください。

図:サービスイメージ

Medicine Tigerの詳細につきましては、こちらをご参照ください。

■ 今後の展望について
 
本サービスの販売を促進するとともに、各ターゲットへ向けたプロモーション活動を平行して実施してまいります。その際の市場ニーズやカスタマイズ要件に対して改修を進め、顧客に応じたオプションサービスや機能の追加を実施予定です。

■ メディカルビッグデータ「REZULT」について
 詳細につきましては、こちらをご参照ください。

■ 共同研究者について
五十嵐 中
国立大学法人東京大学大学院 薬学系研究科 医薬政策学 客員准教授
公立大学法人横浜市立大学医学群 データサイエンス研究科 准教授
<略歴>
2002年 東京大学薬学部薬学科卒業
2008年 東京大学大学院薬学系研究科博士後期課程修了
専門は薬剤経済学。医療経済ガイドラインの作成・個別の医療技術の費用対効果評価・QOL評価指標の構築など、多方面から意思決定の助けとなるデータの構築を行ってきた。

■ 未来共創Labについて
 当社未来共創Labは医療ビッグデータ事業として、医療現場や各種保険者様が抱える課題の解決へ向けて、メディカルビッグデータ「REZULT」(レセプトデータ、健康診断データ等)を利用した医療DXを推進しております。当社データの価値を高め、お客様の課題を解決するための可能性を広げるべく、今後も本研究における分析を進めてまいります。
 また未来共創Labでは、SDGs(Sustainable Development Goals)目標3「すべての人に健康と福祉を」、目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」へ向けて、メディカルビッグデータを利活用した健康増進を目的とし、産学連携での商材開発・共同研究を実施しております。

※レセプトデータについて
 レセプトとは、患者が受けた保険診療について、医療機関が保険者(市町村や健康保険組合)に請求する医療報酬の明細書のことです。医科・歯科の場合には診療報酬明細書、保険薬局における調剤の場合には調剤報酬明細書、訪問看護の場合には訪問看護診療費明細書とも言います。1患者、1か月、1医療機関あたりで1件のレセプトにまとめられており、患者が医療機関を受診した原因となる疾病情報や、医療費を支払っている情報等を保持しています。当社ではこれらの各種情報をデータベース化して保持しています。