慶應義塾大学経済学部研究会にて、当社社員がゲスト講師として登壇
当社(日本システム技術株式会社:JAST)はこのたび、慶應義塾大学中嶋亮研究会および井深陽子研究会による特別セミナーにおいて、ゲスト講師として登壇いたしました。本講義は、現在両研究会と当社が進めている共同研究の一環として実施されたものです。
講義では、はじめに日本の社会保障制度に関する解説を行い、続いて当社の医療ビッグデータ事業の概要や、産学連携による共創プロジェクトについて紹介しました。後半では、井深教授による、当社が保有するメディカルビッグデータ「REZULT」の一部データを活用した統計解析に関する講義も行われ、学生の皆様からは多くの関心が寄せられました。
■講義概要
学部名:慶應義塾大学 経済学部
授業名:研究会
対象:慶應義塾大学中嶋亮研究会および井深陽子研究会の学部生
日時:2025年6月24日(火)
内容:日本の社会保障制度と医療ビッグデータ事業について
■講師プロフィール

日本システム技術株式会社
青木 亮(あおき りょう)
2003年入社。医療ビッグデータ事業 兼 未来共創Labの担当執行役員。システムエンジニア、セールスを経て、2009年に医療ビッグデータ事業の立ち上げメンバーとして参画。以降、健康保険組合・自治体国保・後期高齢者・生活保護をはじめとした各保険者分野にて、医療費適正化や健康増進を目的とした保健事業や各種サービス、匿名加工レセプトデータを活用したREZULTを創出。その他、アライアンス事業の立ち上げも複数経験。

日本システム技術株式会社
山田 雄矢(やまだ ゆうや)
2018年入社。現在は未来共創Labに所属し、同社が保有する医療ビッグデータの解析・活用を担当。企業やアカデミアとの共創プロジェクトにおいては、データアドバイザーとして参画し、データ利活用の設計・支援を行っている。内閣府「COVID-19 AI・シミュレーションプロジェクト」感染状況シミュレーションや、令和5年度厚生労働科学研究費補助金事業(新興・再興感染症及び予防接種政策推進研究)において、研究協力を実施。
■担当教授よりコメント

慶應義塾大学 経済学部 教授
中嶋 亮(なかじま りょう)
産学連携による実践的な教育機会を通じて、学生たちは医療ビッグデータ分析の最前線に触れることができました。JASTの医療ビッグデータ事業について直接お話を伺い、実際のレセプトデータを用いた演習講義を体験することで、応用実証経済分析の手法を医療分野のリアルなデータに適用する貴重な機会となりました。特に、企業の実務担当者から直接学び、質疑応答を通じて対話できたことは、学生たちが医療データの活用可能性や、データに基づく政策分析の重要性を深く理解するうえで、通常のゼミ活動では得られない実践的な学びとなりました。

慶應義塾大学 経済学部 教授
井深 陽子(いぶか ようこ)
医療保健政策の効果を検証するには、質の高いデータが不可欠です。しかし、学部生が研究を進めるうえでデータへのアクセスは大きな課題となります。今回のセミナーでは、高い粒度を有する REZULT のレセプトデータに触れ、学部生が研究に活用できる極めて貴重な機会が提供されました。
■講義の様子



左から山田社員、青木社員、中嶋教授、井深教授、市原社員